【SS】 アンヘレスとは関係ない世界の話

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とある一軒のバー

男 『先輩もついに魔法使いじゃなくなっちゃたんですね。』

先輩 『あー、そうだな。』

先輩 『生まれてから、30年以上も修行して、あと5年で賢者に成れたというのに。』

先輩 『あんな街にさえ行かなければ。』

 

男 『その街って、どんな感じなんですか?』

先輩 『そうだな。』

先輩 『街の中には30以上のダンジョンがあって、小さいダンジョンでも10体くらいのモンスターがいるんだ。』

先輩 『100体以上のモンスターがいるダンジョンもあるぞ。』

男 『100体以上もいるんですか?』

先輩 『そうだ。骸骨戦士やトロールが怪しい踊りを踊って、こちらのMPをどんどん吸い取ろうとしているんだ。』

男 『MPをですか?』

先輩 『そうだ。基本的に奴らは俺たちのMPしか狙わない。』

先輩 『HPは宿に戻れば回復するが、MPは回復しないのからMPがなくなったら強制送還になってしまうんだ。』

男 『危険ですね。』

先輩 『そうだ。危険だ。』

先輩 『ただ、骸骨戦士やトロールは攻撃力がそれほど高く無いから、気を付けていれば大量のMPを吸われることはないんだ。』

先輩 『本当に危険なのは、踊り子の格好をしたモンスターだ。』

男 『踊り子ですか?』

先輩 『魔法使いが踊り子の格好をしたモンスターと戦うと、MPを消費するだけでなく、強制的に遊び人に転職させられてしまうんだ。』

男 『魔法使いじゃなくなっちゃうんですか?』

先輩 『俺もそうだった。』

先輩 『他にも何人もの魔法使いが戦いに行って、転職させられているらしいぞ。』

先輩 『お前ももうすぐ魔法使いになれるが、その前にあの街に行ってみるか?』

男 『行ってみたいです。』

男 『でも、海を渡らないといけないんですよね?』

先輩 『今は飛行船で4時間半で行ける。』

先輩 『午前中に出発すればPM5時頃からダンジョンに行く事が出来るんだぞ。』

男 『分かりました。行きましょう。』

 

こうして男と先輩とは飛行船のチケットを手に入れる事になった。

 

 

 

ひと月後

男 『暑い。』

男 『ここがその街ですか?』

先輩 『いや。まだだ。』

先輩 『ここから乗り合いの馬車に乗って15分位でその街に着ける。』

男 『いよいよですね。』

 

 

街の中

先輩 『まずは経験値を稼ぐために大きいダンジョンに入るぞ。』

男 『いよいよ、戦うんですね。』

先輩 『いや。まずは様子見だ。』

先輩 『この街のダンジョンには戦うに値するモンスターは少ない。』

先輩 『今までせっかく修行したのに、骸骨戦士やトロールと戦って、魔法使いになれる資格を失うのは嫌だろう?』

男 『確かにです。』

男 『でも、なんで大きいダンジョンなんですか?初めは小さいダンジョンから攻略していった方がいいんじゃないですか?』

先輩 『小さいダンジョンだとモンスターが少ない。しかもモンスターのいるステージが近すぎて直接攻撃される事があるんだ。』

先輩 『大きいダンジョンだとステージが遠いから、使い魔にさえ気を付けていれば大量のMPを吸い取られることは無い。』

男 『さすがです。』

 

 

ダンジョンの中

男 (うわっ。骸骨戦士やトロールが、踊り子の服を着てる。)

男 『どうして奴らは踊り子の服なんですか?』

先輩 『奴らは自分が踊り子だと思っているんだ。』

先輩 『だけど、西洋の国から来ている戦士達は、好んで骸骨戦士やトロールと戦いたがる。』

男 『意味が分からないですね。』

先輩 『美的感覚が違うのさ。』

 

使い魔 『何、飲むか?』

先輩 『【サンミグライッ!ツー!】』

男 (うわっ。先輩が何か呪文を唱えている。)

男 『なんの呪文ですか?』

先輩 『奴は大人しめの使い魔だから、ビールを2つ頼んだんだ。』

先輩 『だけど、気をつけろ!凶暴な使い魔もいて、MPを吸い取られることがあるぞ。』

先輩 『特に、奴らは嗅覚が優れているので、初めてこの街に来た人間を嗅ぎ付けるんだ。』

男 『初めての人間はどうなるんですか?』

先輩 『勝手に隣に座って【ドリンクくれ】の呪文を唱えてMPを吸い続ける。』

先輩 『特に我々の国の言葉を使いこなす使い魔には気をつけろ。』

男 『勉強になります。』

 

 

移動中

男 『たいしてMPも減らなかったですね。』

先輩 『今は様子見をだけだからな。経験値も稼いだんで、次から本格的に探索するぞ。』

 

 

次のダンジョン

男 (ステージ、近っ)

先輩 『小さいダンジョンだと、モンスターとの距離は2m位だ。』

先輩 『ここからは直接攻撃があるから気をつけろ。』

先輩 『【サンミゲライッ!ツー!】』

男 (また同じ呪文だ。)

先輩 『各ダンジョンで1回はこの呪文を唱える必要が有るんだ。』

先輩 『MPも100しか減らないんで、次からはお前が唱えろ。』

男は【サンミゲライッ】の呪文をおぼえた。

 

男 (うわっ。後ろから腕を掴まれた。)

踊り子1 『【ドリンクくれ】』

男 『先輩。なんか呪文を唱えられました。』

先輩 『この場合、避ける事も出来るし、MP300を使って【オーケー】の呪文を唱える事が出来るぞ。』

先輩 『【オーケー】の呪文を唱えるとこのモンスターを暫くこの席に足止めすることが出来るんだ。』

男 『分かりました。試しに使ってみます。』

男 『【オーケー】』

男は【オーケー】の呪文を唱えた。踊り子1は足止めされた。

先輩 『足止めすると踊り子は【どこから来たのか】【いつまでいるんだ】【どこに泊まっているんだ】の呪文を唱えてくるが、適当に答えておけばMPは取られない。』

先輩 『因みに、後ろから襲ってくるモンスターの方がコミュ力が高いので、楽しい事が多いぞ。』

男 (勉強になるな。)

 

 

男 (でも、あんまり可愛くないな。)

先輩 『もし男がこのモンスターと戦いたければMP3500を使ってダンジョンの外に連れ出す事が出来るぞ。』

先輩 『戦うに値しないと思えば、使い魔に消費したMPを支払って、次のダンジョンに行く事になるが、どうする?』

男 『取り敢えず、次のダンジョンも見てみたいです。』

男は使い魔を呼び寄せ、MPを消費した。

 

 

次のダンジョン

男 (でかっ。モンスターも沢山いる。)

男 『【サンミゲライッ!ツー!】』

男は呪文をとなえた。呪文は使い魔にあたった。

使い魔 『うん。うん。コクリ。』

先輩 『ちゃんと呪文を使えたじゃないか。』

先輩 『このダンジョンのモンスター達は、しっかりと踊ったりするんだ。』

先輩 『でも、遠くから見ているだけならMPを消費することは無いから安心しろ。』

 

男 (うわっ。後ろから両肩を掴まれた。)

先輩 『そのモンスターは【勝手に肩を揉む】と言う特技を持っているんだ。』

先輩 『【オーケー】の呪文を唱えるとMPを100消費するが【こりがほぐれる】と言う作用があるぞ。』

男 『【オーケー】の呪文は、さっきはMP300だったのに今度はMP100なんですか?』

先輩 『【オーケー】の呪文はその都度消費MPが違うんだ。【ベル鳴らして】の呪文に対して【オーケー】の呪文を唱えるとMP3000を消費することになるから気をつけろ。』

男 (勉強になるな。)

 

 

次のダンジョン

男 (あっ。かわいい。)

男 『先輩。あのモンスターかわいいです。』

先輩 『気になるモンスターがいたら、使い魔を使って【指さす】の技を使えば、使い魔が呼び寄せてくれるぞ。』

男は使い魔を呼び寄せて【指さす】の技を使った。しかし、上手く伝わらない。

使い魔は【レーザーポインター】の技を使った。【レーザーポインター】は踊り子2をとらえた。

男は【指さす】の技と【レーザーポインター】の技をおぼえた。

 

先輩 『自分で呼び寄せた場合は【オーケー】の呪文じゃなくて【何飲む?】の呪文を使うんだ。消費MPは300だ。』

男は【何飲む?】の呪文をおぼえた。

 

踊り子2 『【どこから来たの】【いつまでいるの】【どこに泊まっているの】』

男 (うわっ。本当にこの呪文しか唱えないんだ。)

先輩 『俺たちもこの街の言葉は理解できないから仕方がないんだ。無言でビールを飲んでいてもつまらないだろう?』

男 (確かにそうだ。勉強になるな。)

 

トロール1 『【バーファインするか】』

男 (うわっ。年配のトロールに呪文を唱えられた。)

先輩 『そのトロールはみんなから【ママ】と呼ばれている中ボスだ。』

先輩 『各ダンジョンに数体いて踊り子や使い魔たちを仕切っているんだ。』

先輩 『踊り子や使い魔が集めたMPの何割かはそのトロールが吸い上げているんだ。』

男 『悪者ですか?』

先輩 『そういうわけでは無い。シフトを決めたり、踊り子たちのIDカードを作ったりして結構大変な仕事をしてるんだ。』

 

トロール1 『【バーファインするか】』

先輩 『もし、男がその踊り子2と戦いたいなら【イエス】の呪文を唱えるんだ。』

男 『分かりました。』

男 『【イエス】』

男は【イエス】の呪文を唱えた。男は【イエス】の呪文をおぼえた。

トロールは笑っている。

踊り子2は笑っている。

踊り子2は席を立った。

男 『先輩。踊り子2がどっかへ行っちゃいました。』

先輩 『踊り子の服じゃ外を歩けないから普段着に着替えに行ったんだ。』

先輩 『街全体が〇ー〇ランドみたいなのに、奴らは不思議と恥ずかしがったりするんだ。』

 

踊り子2があらわれた。踊り子2は装備を替えている。

 

先輩 『これから食事に行ってもいいし、直接、宿に戻って戦ってもいいぞ。』

男 『どうすればいいんですか?』

先輩 『【アーユーハングリー】の呪文を使えば、相手の意思が分かるぞ。』

先輩 『踊り子は【アップトーユー】の呪文をよく唱えるが、その場合は食事をした方が良さそうだ。』

男は【アーユーハングリー】の呪文をおぼえた。

男 『じゃあ、行ってきます。』

先輩 『〇ン〇ームは必ず装備しろよ。』

 

 

こうして男は魔法使いになる資格を失ったのだった。

 

 

終わり

 

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コメント

  1. 匿名 より:

    つまらない

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