3日帰国日 SEE YOU SOMEDAY

体験記2
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『もう、愛していない。』『もう、アンヘレスにいない。』

私はどちらの言葉にショックを受けたのかは分からない。

 

頭では考えられないが、心臓が握られているような感覚に襲われていた。

 

『もう、愛されていない。』のは仕方がない。私は自由過ぎた。

むしろ『愛されていた。』方が不思議だ。

 

禿げ始めた中年のオヤジが、こんな美人と一緒に遊んでいられただけで私の心は踊っていた。

彼女の心にまで入り込めていたならば、それはもう、本望だ。

 

 

 

何時でも会えるのであれば『愛されていなく』ても構わない。

『どうして、アンヘレスを去るの❓』

と聞きたかったが言葉が出てこない。

恐らく、英語が分からないからでは無いだろう。

  

 

 

プールで撮影した写真を送る為に、彼女のラインのアドレスは知っている。

彼女がマニラに行ったとしても、連絡を取り合う事は出来るだろう。

しかし、私はそれをしないだろう。

私は彼女を『愛してはいない。』

  

 

 

 

少しの無言の時間が過ぎた時、裸のままの彼女は私にやさしく抱き着いて来た。

私は彼女を抱きしめて、そして眠った。

空調が効き過ぎていたのかもしれない。彼女は何時もよりも温かかった。

 

 

  

 

 

 

 

翌日の朝。

彼女は昨夜の会話を忘れているかのように、普通に振舞っている。

朝食をとったり、アキラさんの部屋に奇襲をかけたり、プールで遊んだりをした。

  

 

12時になったので荷物を片付けてチェックアウトをする。

  

 

 

ニノイアキノ空港へ行くためにSMクラークの前のバスターミナルまで向かう。

バスが来るまで少し時間があったのでSMクラークでポテトを食べた。

SMクラークでも彼女はいつも通りに私を楽しませてくれた。

 

  

 

 

 

 

空港行きのバスはフィリピンでは珍しく時間通りに到着した。

私   『ありがとう。楽しかったよ。』

テイア 『もう、アンヘレスにはいないから、連絡はするな。』

私   『私も、もう、フィリピンに来ないかもしれない。』

テイア 『 why 』

私   『 ……….nothing 』

 

私はテイアのいないアンヘレスの楽しみ方が分からない。

やっぱり、テイアが一番楽しい。

  

 

 

 

 

バスに乗り込む直前に、テイアは今までで一番かわいい、そして悪戯っぽい笑顔を私に向けてこう言った。

 

  

 

 

 

 

 

テイア 『 you fell in love too 』

 

 

  

 

 

 

私   (全部バレてる (^^♪)

 

 

 

 

 

 

そう言い残すと、彼女はバスの出発を待つ事もせずに去って行ったのだった。

  

 

 

 

一度も振り返る事さえせずに。

 

 

 

 

 

体験記2 終わり

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追記

 

 

翌日の朝、成田空港。

深夜便の飛行機から降りた私は携帯電話のSIMカードを入れ替えて電源を入れた。

メッセージ無しの1枚の写真が届いていた。

『ふっ(^^♪』

私はこの写真を宝物にしようと思ったのだった。

 

テイアとレイア

 

やっぱり、全部、バレていた (^^♪ 。

 

 

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