テイアはアキラさんを執拗に攻撃している。アキラさんは楽しそうに背中を丸めて肩をすぼめて逃げようとしている。
テイアが私に気付いていることは分かっている。
5mほど離れたところでテイアとアキラさんがじゃれ合っているのを観察している私の心は少し穏やかだ。
暫くじゃれ合った後、テイアは意を決したのか、いつもよりゆっくりと歩いて私に近づいて来た。
テイアは私の目の前につくとにっこりと笑った。
ピザ屋のオープン席に3人で座りマルガリータを注文する。
私 『昨日は何をしていたんだ。私は寝ないで待っていたんだぞ( `ー´)ノ』
(本当は爆睡していた)
口調は怒っているが顔は笑っている。
テイア 『ごめんね( ^^) _U~~(てへぺろ)。』
隣にいるアキラさんはテイアがありえない場所に現れて、反省していない態度がよっぽどツボだったのか泣きながら笑っている。
テイア 『でも、本当にお酒を飲んでただけだよ。エッチはしてないよ』。
何の言い訳だか分からない。
私 『そんなことは関係ない。私はいつも待たされるのが嫌なんだ( `ー´)ノ』
テイア 『ごめんね( ^^) _U~~(てへぺろ)。』
隣のアキラさんは笑いすぎて過呼吸気味になっている。
もう二度と会わない。
もう二度と会えない。
と思っていたテイアと、考えもしない場所で再会した。
ずっと考えていたことが解決したような気がする。私は、
テイアと『一緒にいられない』のが辛いのでは無く、『二度と会えない』のが辛いのだと分かった。
テイアが一緒にいるとぽかぽかした。

追記
テイアはタバスコをピザにかけて、
テイア 『 辛い( ゚Д゚) 』
と言ってタバスコのかかっていないピースを食べている。辛いピースはアキラさんに押し付けていた。
バーの奥からダンがドレス姿で出て来た。ダンもここで働いていたんだ。
ただ、ダンのドレス姿は東洋人には到底受け入れられるものでは無かった。
ピザを食べ終わり、テイアと別れて帰路につく。
アキラさんの笑いはまだ止まらない。
私の笑いも止められない。
アキラ 『ちょっと、アンヘレス辞められないですね!(^^)!』
アキラさんの言葉に深く同意した。
私 『ちょっと、アンヘレス、、、、、、辞められないですね(^^♪』
終わり
終わらない(^^♪
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