何故か、朝6時に起きてしまった。喉が渇いていたので冷蔵庫を開けると昨日買ったミネラルウォーターが2本ともカチンコチンに凍っていた。テイアがいたずらで設定を最強にしたのだろう。
水を求めてフロントまで行くと35ペソで販売していた。コンビニだと19ペソで買えるのに。ホテルユーラシアの近くにはコンビニがないので不便だ。
プールサイドで煙草に火を点ける。Tシャツ一枚だと肌寒く感じる(今は2月です)。
自習をしたりユーチューブを見たりして時間をつぶしたが、テイアは一向に起きる気配がない。いたずらしたり、写真を撮ってもまだ起きない。
テイアを寝かせたままプリメタまで行こうと部屋を出たが、途中で面倒になりミニストップへ行き、水を大量に買い込んで煙草とチキンとスパゲティのセット(100ペソ)を購入。(因みにパスタでは通じずスパゲティで通じた。)
部屋に戻りチキンを食べているとやっとテイアが起床した。
暫く遊んで、プールサイドで本来の目的である英語の勉強をやっと開始しようとした。
この時予想していなかったことが発覚する。TOEICの参考書を出して教えてもらおうとすると、
テイアは難しい英単語が
読めないのであった。
フィリピン人は全員英語が出来ると思っていたが、TOEICに出てくるような英単語を勉強するのは大学で、高卒位のフィリピン人は日常会話は出来るもののライティングやリーディングは完璧ではないのであった。
ましてやテイアは高校中退であった。
私の遊びながら英語の勉強をするという計画は瓦解していくのだった。
テイアは全く勉強に付き合おうとせずに、携帯電話でユーチューブを見ている。タガログ語の映画のようだ。
ケタケタと能天気に笑っている(5歳児発動)。
ふと、困っている私を見てテイアがある事を提案してきた。
テイア 『先生を呼ぼう。』
私も発音が悪い時、教えてもらっているから、私の友達は教えるのが上手い。
それもありかと思い、料金交渉。1日500ペソ+交通費で交渉開始。テイアが電話で話し、交渉成立。
明日、ホテルに来てもらうことになった。
その後、ホテル併設のカフェで食事。エールビールがあったのでオーダーした。サンミゲルライトもおいしいが、たまにはしっかりしたビールもうまい。
一戦終えて、今日は起きたばかりなので、お昼寝はしないでビリヤードをしに出発。
テイアと腕を組んで歩いていると前の方からアジア系の男が歩いてくる。プリメタ方面に行くのだろう。
すれ違いざまにテイアが
テイア 『 アキラ 』
とその男に声を掛けた。男は少し驚いたような顔をして無言で軽く手を挙げて答えるが私達も男も足は止めずにそのまま過ぎ去っていった。
テイア 『he is rich man(あいつは金持ちだ)』
私 『あなたのお客さんですか?』
テイア 『前にね!(^^)!』
何のために以前の顧客を紹介されたのかは分からないし、ましてわざわざ金持ちと説明したのは私への当てつけか(どうせ貧乏ですよ)。
しかし、アンヘレスに日本人の知り合いが欲しいと考えていた私はテイアに向けて、
私 『もし、次に彼に会うようなことがあったら紹介して。』
と頼んでおいた。
テイアは少し不思議そうな顔をして、それからにっこりとほほ笑んだ。
WSの東側のマクドナルドの隣の喫茶店と言うかバーと言うか分からないお店にビリヤード台が2台ある。1ゲーム20ペソ。
暫く遊んでからホテルのプールサイドに戻り、お勉強。目の前の先生はいないよりはましだ。

お腹が空いた頃、ホテルの入り口にあるバーベキューで食事。



値段は忘れたが、ビールも飲んで、2人で1,000円位だったような。
部屋に戻り、ベットにバスタオルを敷くとテイアはまた笑っていた。
中年オヤジが何回するんだよ( ゚Д゚)
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