一夜明け朝になった。テイアはまだ起きない。1人で朝食を取りに行く。無料の朝食だがガーリックライスが旨い。

コーヒーとタバコを済ませ、部屋に戻り全裸のテイアを起こす。
化粧品が欲しいと言っていたのでSMクラークへ向かう。ユーロテルホテルから歩いて5分位。ほとんどの物はここで揃える事が出来るが、少し高い。

テイアだけ朝食を取っていないので食事を済ませ、店内を回っていると、携帯電話の店の前で足が止まった。上目遣いで物欲しそうに私を見ながら、
テイア 『セレフォンが欲しい。』
と小さい声でつぶやいた。
どの位の値段だかわからないので
私 『幾らぐらいするの?』
と聞いてみると
テイア 『5,000ペソ位』
と返してきた。
日本円で11,000円位。許容範囲内だと思い、
私 『この後の食事が質素になるけど、携帯を買ってあげるよ!』
と伝えると
テイア 『イヤッホー!』
と五歳児のように喜んだ(この喜び方が可愛くてこの後もさんざん貢がされることになる)。
SMクラークよりも安く携帯電話が買えるからとネポモールへトライクで移動(200ペソ)20分位。(後で気付くがSMクラークもネポモールも携帯電話の値段は変わらなかった)
(ネポモールの近くに電気街みたいな場所があり、中古の携帯電話が所狭しと並べてあり販売されている。私のアイフォンが盗難された時に、アイフォンを探せのアプリで指し示した場所がここであった。つまり盗難品がここで販売されているのである。)
モールに入りエスカレーターで3Fへ。携帯ショップが何店も並んでいる。
因みにフィリピンでの携帯電話のメーカーは
アイフォン>エクスペリア>ギャラクシー>OPPO(テイアが言っていたので確証はない)の順位で持っていると自慢が出来るそうだ。
一時間ほどかけ、結局OPPOの携帯電話を購入。6,990ペソ。予算を超えてしまったが、ユーチューブを見ながらアプリのゲームが出来るタイプだ。店員のプレゼンが上手くて乗せられてしまった。
テイアはご満悦である。
予算を超えてしまったので帰りはジプニーを使い経費削減。なかなか1人では乗る勇気も知識もないので良い機会である。途中、少年が乗り込んできて乗客全員に封筒を手渡す。封筒にお金を入れて返す客がいるが、私は当然無視。そのまま何も入れずに封筒を返した。
ホテルに帰り、テイアは早速、携帯をいじり始めた。
Lineのアプリを入れて連絡を取れるように言うが、なぜかアプリをインストールしない。何度言っても頑なにインストールしない。
何を企んでいるのか分からないが結局、この日はインストールしないまま終わった。
その後お昼寝をしてテイアとバーホッピングに向かうのだった。
追記
どうしてLineを入れなかったのかは未だに分からない。何かを企んでいたのかな?
テイアは喜ぶときには子供のように喜ぶ。よくウソもつくが、それもつじつまが合わない子供のようなウソをつく。食事も食べきれないほどオーダーをして残す。ゲームに負けると本気で悔しがる。
総合的に考えて子供みたいでかわいい(*^^)v
アンヘレスでは中古の携帯電話が良く販売されています。仕入れ先は私には分かりません。スリの少年は財布を狙うよりも携帯電話(特にアイフォン)を狙った方が実入りが良い。と人づてに聞いたような、聞いていなかったような。
本当に気を付けてくださいね。
まだ暫くテイア編が続きます。(*^^)v
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