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店の出入口で人目もはばからずにテイアは繰り返し吠えていた。
何とかなだめようと話しかけるが、此方の話を全く聞こうとしない。
近づこうとすると、後ずさるように逃げていく。
埒が明かないし、通りの人達にも迷惑なので、私は1人で店の中に入る事にした。

着席をして取り敢えずビールをオーダーする。
すると、すぐにママが寄ってきて、
テイアを連れてくるから待ってろ (‘ω’)ノ
と、私に言い残して出入口から出て行った。
私はママに託してテイアを待つ。
5分後、
肩を落として帰って来たママは私に
ダメだった ( ;∀;)
と、報告してきた。
テイアは出入口のカーテンの隙間から、
チラッ ( ・`д・´)
と、一瞬だけ覗いて来る。
私は『来い!』と手招きのジェスチャーをするが、テイアはすぐにカーテンの向こう側に行ってしまう。
次に、サイが
私が言ってくる (‘ω’)ノ
と、私に言い残して出入口から出て行く。
5分後、
肩を落として帰って来たサイは私に
ダメだった ( ;∀;)
と、報告してきた。
チラッ ( ・`д・´)
私 『来い!』のジェスチャー。
|)彡サッ
私はウエイトレス達を3人目の刺客・4人目の刺客・5人目の刺客として放つが、いずれも成果を上げる事が出来ない。
満を持して、私自身がテイアを迎えるために席を立つ。
ワクワク (*^▽^*)
ワクワク (*^▽^*)
ウエイトレス達
ワクワク (*^▽^*)
ワクワク (*^▽^*)
5分後、
ダメだった ( ;∀;)
( ;∀;)
( ;∀;)
( ;∀;)
( ;∀;)
こう成ったら持久戦に持ち込むしかない。
テイアも、私がここにいるのに他の客を取るようなことはしないだろう。
私はママとサイにドリンクを出して作戦会議を開催する。
手ごわいね ( ;∀;)
お前が、昼間にこの辺にいたの、バレてるしな (‘ω’)
お前、電話に出なかったろ (‘ω’)ノ
ウワー ( ゚Д゚)
やっぱり、見つかっていた ( ゚Д゚)
私はアンヘレスの情報網を甘く見ていた。電話に出なかった事も失敗だった。
今日は諦めた方がいいんじゃない (‘ω’)
ちょっと、無理かもしれないね ( ;∀;)
でも、理由(『ウソ』の)があるんだよ (‘ω’)
理由があっても、今日は無理だと思うよ (‘ω’)
どうして ❓
私の問いに、ママとサイは声を揃えてこう言った。
だって、彼女はクレージーだから。
だって、彼女はクレージーだから。
そんな事を言われると尚更怖い。
チラッ ( ・`д・´)
|)彡サッ
テイアも先ほどから此方をチラチラとみている。
私はママに最後にもう一回だけテイアを呼ぶように依頼した。
話だけだから。
バーファインしないから。
まかせろ (`・ω・´)ゞ
ママもこの状況を楽しみ始めている。
5分後、
満面の笑みのママはテイアを連れて来たのであった。
(*^▽^*)
(お手柄でしょ (*^▽^*))
続く
追記
私は携帯電話がテイアに見つからないようにお尻の下に隠しながら『ウソ』の言い訳をする。
テイアは全く信じない。
ママはテイアに『話だけだ。バーファインはしない。』と言って連れて来たはずだ。
ここで、ママと私のアイコンタクトが炸裂する。
時間にして1秒もかかっていないアイコンタクトでママは全てを理解した。
バーファインか❓ (*^▽^*)
イエス (^^♪
拒否するテイアを無視して私はママに会計をするのだった。
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