朝起きるとマニラにいるはずのテイアからテキストが届いていた。
テイア 『今日は金曜日だ。お前が行きたいと言っていた教会のバザーがあるぞ!行かないのか?』
テイアが何時マニラから帰って来たのか、今どこにいるのかは考えるのを辞めて返信する(考えても無駄である)。
私 『Let’s go church if you are ready』
とメッセージを送り返した。
ついでにアキラさんも誘う。
私 『おはようございます(^^♪。本日は金曜日なのでテイアと教会のバザーに行こうかと思っています。ご一緒いかがですか?』
アキラ 『お邪魔で無ければお願いします。何時ごろ行かれますか?』
私 『テイアから返信が来たら連絡します。(^^♪』
教会のバザーは毎週金曜日にあると聞いていた。以前テイアに『行きたい』と言ったのを覚えていてくれていた。
また少しテイアを好きになった。
テイアからの返信を待つ。
待つ。
待つ、、、、、、、、、、、、、。
お昼を過ぎて2時になっても返信が来ない。
また少しテイアを嫌いになった。
ようやくテイアから返信が来た。こちらに向かっているとの事だ。
アキラさんにも連絡をし、ミニストップの前で待ち合わせをする。
テイアと合流して、何時もの食堂で食事をしながらアキラさんを待つ。
待つ。
待つ、、、、、、、、、、、、、、、、。
(いい加減この描写にも飽きてきた。)
想像以上に待ったあと、やっと全員揃ったのでジプニーで教会へ向かう。

教会の近くに着き、テイアは日本人2人を引き連れて先頭をズンズンと歩いていく。お姫様に付き従う従者達は(お財布達は)物珍しい景色を堪能することなく一生懸命ついていく。
アキラ 『お姫様誇らしげですね!(^^)!』
私 『お財布の心配なく買い物できるから楽しいでしょうね(^^♪』
まずは買い物をする前に教会へ行き神父様のお説教を聞き、お祈りをする。
※フィリピン人は80%がカトリック。
お祈りを済ませて、お買い物の時間になる。際限なく買い物をされると困るので先にお小遣いを1,000ペソを渡すといつも通りに子供のように悦び、洋服を買いに行く。
一旦手にしたお金は既に自分の物である。巧みに値段交渉し、ぎりぎりまで値切って買い物を楽しんでいる。従者は荷物持ちにジョブチェンジしている。
1,000ペソを使い切ったところで『ハッ!』とテイアはあることに気付いた。テイアは気付いたときに一瞬動きが止まる(たいていの場合、今更気付いたのか。と言うようなくだらないこと)。気付いた瞬間とその後の行動がかわいい。
テイア 『アキラ!』
もう一人のお財布が隣に歩いていることに気付いたテイアは早速アキラさんを後ろから羽交い絞めにしてお小遣いをせがむ。ポケットから出てきた500ペソをゲットし
テイア 『イヤッホー!』
と、何時もの喜びの表現を体いっぱいで表し、次のお店に向かっていった。
私 『かわいいですよね(^^♪』
アキラ 『かわいいですね!(^^)!』
テイアは満面の笑みで私やアキラさんにくっついてきてはお目当ての屋台を見つけると買い物を続ける。
カバン屋の前でお金が足りなくなり、アキラさんがまた狙われる。アキラさんは逃げるがあっけなく捕まり、
私は1,000ペソくれた。
と言って、さらに500ペソ取られる。
まるで青春映画の1ページのような(実際は汚いおじさん2人)楽しい時間を過ごす。
買い食いをしたりしてバザーを十分楽しんで、ジプニーでWSまで帰り、ミニストップの前で、テイアは
テイア 『6時から仕事だから帰る。』
と、言って大量の荷物を持って帰っていった(トライク代で100ペソ取られる)。
テイアはバックレたのでオーナーが怒っていてお店には戻れないはずだ。どこで仕事があるのだろう。
アキラ 『相変わらず自由人ですね!(^^)!』
私 『それが彼女の魅力ですよね(^^♪』
アキラさんが言った自由人という言葉が何故か耳に残った。
続く。
追記
3人で行った教会は本当に楽しかった。
この時には、今夜テイアとの関係が終わるとは全く想像していなかった。
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