テイアとの一戦を終え、裸で抱き合ったまま寝息を聞いているとすぐに約束の11時になってしまった。
寝顔もかわいいし、抱き心地も最高だ。何よりも一緒にいて楽しい。
このままずっとこの柔らかい身体を抱き続けていたいと思った。このまま起こさずにいればこの至福の時間をもう少し楽しめる。自分勝手な欲望を抑えるのは簡単ではなかったが彼女にも都合がある。私は葛藤の中、格好をつけて彼女を起こして返そうとした。
11時になったよ。帰らないといけないんでしょ。
あれはウソだ。帰る必要はない。もう少し寝る。
またウソをつかれた。もし嫌な相手だった場合は帰れるように保険を掛けていたのだろう。私は及第点を貰ったのかもしれない(ショートとロングが曖昧なアンヘレスではたまにこういうことがある)。
もうしばらく彼女と同じ時間が過ごせるボーナスタイムを得た私はこのまま抱き合っている至福の時を過ごすか、彼女をもっと喜ばせてもっと笑顔を鑑賞するかとを天秤にかけ、後者を選択することにした。
あなたは音楽は好きですか?
???
バンドの演奏を聴きに行きませんか?
メイに教えてもらったR&Bの写真とビデオを携帯電話で見せて誘ってみる。
Let’s go
笑顔でベットから跳ね起きて下着をつけ始める。裸で抱き合う至福の時は終わってしまったが、薄暗い部屋で魅力的な裸体を堪能することが出来た。
ホテルを出てトライクでR&Bへ向かう。重複の記載になるが、狭い車内は密着出来てとても気分が良い。顔に当たる風も日本ではなかなか体験できない南国の雰囲気を味わわせてくれる。
車内でもテイアはよく喋る。全く英語が話せない私でもなんとなく言っていることが理解できる(本当にわからない単語はgoogle翻訳のアプリで和訳しながら)。商売柄なのか天然なのかスキンシップも男心を挑発する。
残念ながらR&Bの音楽は音が大きすぎて彼女のお気に召さなかったようだが、彼女の中での私に対しての警戒心は大分下がってきたようだ。トライクでの復路は更にベタベタ。本当の恋人のような気分にさせてくれていた。
ホテルの部屋に戻り、テイアは多少の酔いもあるのか次々と服をTAKEOFFしていく。今度は明るい部屋で全裸になった彼女を眺めることが出来た。
とてもきれいだった。
前の戦いから2時間しかたっていない私は、私の私がきちんと反応できるかを心配しながら彼女を抱き上げベットへ入って行くのだった。
驚くことにちゃんと出来ました。(^▽^)/
テイアと遊んだ日記はあと40話位続きます。10話位後にアキラさんと言う日本人が出てきて小さい事件が毎日おきる事になります(^^♪

続く
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