可哀想な日本人夫婦に出会う

携帯電話の盗難から立ち直り、カジノやマッサージで時間を潰して夜に備える。

(この時には昼間のアンヘレスの楽しみ方を未だ知らない。)

夕方になりWS方面に歩いているとフィールズのセブンイレブンの前で東洋人の夫婦が何かが書かれたダンボールを持って立っていた。

We are in trouble

現地のおばさんから20ペソ札を差し出されて

いや。そう言うのでは無いんです。

と日本語で断っていた。

身なりのキチンとした日本人がフィリピン人から物乞いしている、と言う凄くシュールな場面を目撃し心の中で大爆笑しながら、この夫婦が日本人である事が確認出来たので話しかけてみた。

どうされましたか?

実は携帯電話を擦られてしまいまして、お金を払うから返して欲しいとダンボールで訴えているところです。

そんな事で帰って来るはずはないと心の中で叫びながら、自分の近況を話し、アドバイス出来る事がないか考えた。

交番にはもう行った。奥さんの携帯電話があるので私よりもは困っていない事を確認した所で、私の出番が無い事を悟り立ち去る事にした。

海外旅行先で知り合う日本人には気をつけろ。と言う言葉がある。変に疑われるのは私の本意では無い。

どうか良い事があります様にと、これもまた心の中で呟いてバーに向かうのであった。

翌日

ユーロテルホテルは全室禁煙だ。

極度のニコチン中毒者である私は、ホテルの目の前の喫煙所でタバコを吸っていた。すると昨日の日本人が目の前を歩いているではないか。

聞くと隣のデベラホテルに宿泊していて、SMクラークに買い物に行く途中だそうだ。凄い縁だ。

結局携帯電話は戻って来なかったそうで(当たり前だけど)今後は予備で持ってきた携帯電話で対応するそうだ。

急ぐ訳でも無いが立ち話もなんなので、夜ご飯のお誘いを受けて快諾した。

夜になりココモスホテルで食事。シシグと春巻ともう一品(忘れた)頼み、シェアしながらビールを飲む。

50才くらいのご主人は元社長で、早めに引退して海外旅行三昧らしい。フィリピンの永住権も取得して海外と日本の二重生活を模索しているそうだ。

アンヘレスに夫婦で滞在しているのは珍しいが納得いった。

パタヤにも行った事があるそうだがゴーゴーバーには行った事が無いと聞いて、いたずら心で誘ってみた。奥さんが思いのほか乗り気だ。

メイのお店は比較的緩いので3人で入店。

初めてディズニーランドに行った三歳児の様な奥さんの表情が面白かった。ご主人は、流石に社長経験者といった感じで遊び慣れていた。

アンヘレスの治安は身の危険を感じる程には悪くない。

だけどこんな感じで擦りは非常に多いので十分気をつけて欲しい。

極端な話、歩いている子供は全員が擦りだと思う位が丁度いい。(実際は違うがそのくらいの気持ちでいないと後悔する。)

この夫婦が未だ盗難証明書を貰っていない事を聞いて後日交番に行く話とiPhoneを探せのアプリで携帯が見つかってお巡りさんと現場まで行く話は需要があれば書く。

続かない。

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