年末の熊は冬眠に備えるために食糧を貪り始める。
クリスマス前のアンヘレスの住民達も熊と同じように動きが活発になっていく。
中でもスリの少年達は年末のおもち代を得るために間抜けそうな外国人を探すことに喜びすら感じている様に見える。
2018年12月某日
それは、私が初めてアンヘレスを訪れた時だった。
初めてのバーファインを終えて海外での日常にも慣れ始めていた頃に私は携帯電話を掏られてしまったのであった。
交番で盗難証明書を発行して貰い、中古のiPhoneをドールハウスの隣のショップで購入して、全てのデータが元通りになって一息ついた時だった。
※写真・メール・エクスペディアのアカウント等。残念ながらゲームのデータは取り戻せませんでした。
※日本のSIMカードはホテルに置いてあったので無事でした。
喫茶店でコーヒーを飲みながら何気なく”iPhoneを探す”のアプリを開くと
” ピコーン ”
∠( ゚д゚)/ 「え」
盗難された筈の私のiPhone7が地図上に表示されているでは無いか( ゚Д゚) 。
こんな事あるのか ( ゚Д゚) 。
私は急いで会計を済ませ、ポリスステーション4まで走って行った。

ポリスステーション4へ着くと昨日の親切な若いお巡りさんはおらず、中肉中背の40代後半くらいのポリスが対応してくれた。
これを見てくれ ( `ー´)ノ 。
私のセレフォンがここにあるんだ ( `ー´)ノ 。
私はそのポリスに携帯電話のアプリの地図を見せて説明をする。
( ある場所が分かれば取り返せるに違いない (^^♪ )
( ポリスも手柄を立てれて喜ぶだろう (^^♪ )
しかし、ポリスは迷惑そうな顔をしながら地図をマジマジと眺める以外に何も行動する様子が無い。
私はiPhoneを探せのアプリの意味が分からないのかと思い、
ここに、私の携帯電話があるんだよ ( `ー´)ノ 。
と、説明するも、携帯の画面を拡大したり、他のポリスに見せて何やら話をしたりして、一向にその場所へ行こうとする気配は見えない。
(‘ω’)
何をしているの ❓
ここへ行こうよ (‘ω’) 。
拙い英語で促すも一向に行動する気配は見えない。
私は少し強めの口調で
ここに行こうよ ( `ー´)ノ 。
と促すと、ポリスは
『お前の携帯電話を取り戻すのは非常に難しい(`・ω・´)ゞ。』
と言って来た。
( ある場所がピンポイントで分かっているのに何で難しいんだ❓ )
(‘ω’)
ここへ行けばあるんだから行こうよ ( `ー´)ノ
じゃあ、こうしよう。
お前がそこへ行き、見付けたら電話しろ。
そうしたら、取り返してやる (`・ω・´)ゞ 。
(‘ω’)
言っている意味が分からない。
面倒くさがってその場所へ行くのを渋っているのかと思った。
良し。分かった。
私がその場所へ行き、見付けたら電話する。
私はそう言い放ってポリスステーションを後にした。
どうせ、すぐ近くにあるだろう。
私はここで初めて地図上のiPhoneの場所を確認する。

歩くと40分以上( ;∀;)。
※ネポモールの近くでした。当時はジプニーの乗り方も知らないのでトライシクルで行く以外に方法は知りませんでした。
啖呵を切ってポリスステーションを後にした私は途方に暮れるのだった。
( ;∀;)
後半へ続く
過去記事はこちら
https://travelangel.online/アンヘレス-2日目-携帯を擦られる/
追記
お金を送金すると食料の写真が送られてくる謎のルールが私の中で話題になっている(^^♪

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